【 せっつのくに はちじゅうはちかしょ じゅんれい 】
【 こんろんざんこやでら 】
俗称ぎょうぎさん
宗派 | 高野山真言宗 |
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本尊 | 薬師瑠璃光如来 |
開山 | 行基菩薩 |
創建 | 天平5年(733年) |
ご詠歌 | しあはせを ねがうはこやの やくしそん ぼさつのちかい あらたなりけり |
当寺は僧・行基が建てた昆陽院とよぶ布施屋(難民救済所)の後身といわれる寺で、第45代聖武天皇の勅願所であった。『古今著聞集』には、行基が有馬温泉へ行く途中に、ここで発願して建立したとある。
神亀年間(724年~729年)、行基は荒地だった猪名野笹原、五十町四方の中に三十六士族を分住させて昆陽荘を開き、その中央の四町四面に昆陽寺を建立したという。行基作と伝わる半丈六の薬師如来、十一面観音をおまつりし、七堂伽藍をもち摂津一の寺で、塔頭も二十三坊を数えた。
天正7年(1579年)織田信長の兵火にあいすべては灰燼に帰した。その後、信者にとって除々に再建され、現在、金堂の薬師堂・観音堂・山門・行基堂・主水堂・鐘楼など、4つの塔頭がどっしりとした構えをよみがえらせている。主水堂は、天平9年(737年)疱瘡が流行したとき、行基が霊験を著したと伝えられ、秘水を出すという。境内には四国八十八ヶ所を写した2体一組の小石仏群「小四国」もある。
当寺の梵鐘は4代目で、宝暦10年(1760年)のもので、重要美術品の指定をうけている。また持国天・多聞天の二像は伊丹市内では最古の像とされる。また明暦年間(1655年~1658年)再建の山門、寛永3年(1626年)再建の観音堂も県指定の重要文化財に指定されており、昭和45・46年にそれぞれ解体修理がほどこされた。平成7年1月17日の阪神淡路大震災で境内の建物が全部倒壊しましたが、3年かかり現在の状態まで復興、昔の姿に復元できました。
納経時間 | 午前8時~午後5時 |
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訪問 事前連絡 | 不要 |
行事 | ◎ 4月2日 行基祭 ◎ 8月17日 施餓鬼法要 ◎ 12月12日 十二薬師法要 ◎ 春秋の彼岸中日法要 |
住所 | 〒664-0026 兵庫県伊丹市寺本2-169 |
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TEL | 072-781-6015 |
FAX | なし |
なし | |
最寄駅 | 阪急伊丹線「伊丹」駅よりバス「昆陽里」停留所下車すぐ |
駐車場 | 境内に駐車可 |
ホームページ | なし |
付近の名所・旧跡 | 昆陽池公園 |
食事と休憩・宿泊 | なし |