【 せっつのくに はちじゅうはちかしょ じゅんれい 】
【 いなのざんがんじょうじゅじ あんらくいん 】
俗称なし
宗派 | 真言宗御室派 |
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本尊 | 大日如来 |
開山 | 行基菩薩 |
創建 | 元明天皇和銅6年(713年) |
ご詠歌 | よろづよの ねがひはここに じょうじゅじの ほとけのちかひ たのもしきかな |
当寺は、天明天皇の御代和銅6年(713年)に創建され、聖武天皇によって勅願所となった。願成就寺とも安楽院ともいい、仁和寺末の寺である。
縁記によると、僧・行基が畿内に四十九院を建立する願いを発せられた場所が、いまも当寺の南方に残る御願塚で、四十九院を創建し終わって「吾が願すでに成れり」といって建立されたのがこの寺と伝えられている。往時には七堂伽藍や塔頭も十六ケ院を数えた。また行基は国利民福のために勅願を仰いで、昆陽池という大池を築造された。このとき、千余人の僧を招いて落慶法要を営んだ聖地であることから、寺名を願成就寺とし、地名を千僧とよぶにいたったといわれる。天正7年(1579年)荒木村重対織田信長の兵乱のさいに、十六ケ院の塔頭も灰燼に帰し、当寺のみが現存している。
当寺のご本尊は大日如来、脇仏は不動明王と愛染明王で、脇陣には、観音菩薩、地蔵菩薩、聖天、行基菩薩などの諸尊がまつられている。中でも不動明王は三井寺開祖智証大師の作で、後醍醐天皇の守り本尊であった。
後醍醐天皇が奈良の都を御落飾の時、猪名野の里にて、「命あればこやの軒端の月も見つ、またいかならん末の空」と御詠じになり、その時の「有故而当院之奉安置」と銘文が残されている。
納経時間 | 午前9時~午後6時 |
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訪問 事前連絡 | 不要 |
行事 | ◎ 1月1日 修正会 ◎ 節分厄除大護摩供、不動尊大祭、福授けあり ◎ 春彼岸会は結願日 ◎ 7月24日 地蔵尊まつり 詠歌奉詠 ◎ 8月19日 施餓鬼供養法会 ◎ 毎月21日 弘法大師まいり ◎ 毎月28日 不動尊まいり |
住所 | 〒664-0898 兵庫県伊丹市千僧3-22 |
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TEL | 072-777-5353 |
FAX | なし |
なし | |
最寄駅 | 阪急伊丹線「伊丹」駅よりバス JR福知山線「伊丹」駅よりバス |
駐車場 | 8台 無料 |
ホームページ | なし |
付近の名所・旧跡 | 昆陽池公園 |
食事と休憩・宿泊 | 不可 |