摂津国八十八所巡礼

【 せっつのくに はちじゅうはちかしょ じゅんれい 】

第35番朝日山荘嚴浄土寺

しょうごんじょうどじ

俗称なし

宗派 真言律宗
本尊 大聖不動明王
開山 増命阿闍梨
創建 応徳元年(1084年)
ご詠歌 いそげゆけ 朝日に輝く 浄土寺
ごまの煙りを 今にたなびく

お寺について

 縁起によると、当寺は応徳元年(1084年)住吉大社第39代神主の津守国基が白河天皇の勅を受け、大社から招来した不動明王を本尊として開創された。
 この地を開いたとき「七宝荘厳極楽浄土」伝々と銘のある三尺の宝鐸が出土したので、寺号を「荘厳浄土寺」とした。開創から13年後の嘉保3年(1096年)3月、八町四方の寺域に不動金堂、講堂などの堂宇がととのい、国基の長男、増命阿闍梨を別当として落慶した。その後、幾度も盛衰を経て、天和元年(1681年)再建復興にかかり、現在の本堂が完成し、今にいたっている。
 正面の本堂には、平安時代の作と伝えられる本尊・不動明王、胎内に嘉元元年(1303年)と銘のある藍染明王、元講堂の本尊・十一面観音像などが奉祀されている。本尊は、もとは住吉神社宮司に奉安されていた。天慶3年(940年)、朱雀天皇がこの不動明王に承平天慶の乱がおさまるように祈願されたところご利益があったので、当寺開創のときに招来したと伝えられる。
 なお当寺と津守寺、神宮寺をあわせてすみよし三大寺といい、また住吉四天王寺ともよばれていた。

納経時間 直接お尋ねください
訪問 事前連絡 必要
行事 ◎ 年頭護摩供(除夜の鐘より)
◎ 6月 地蔵流し
◎ 7月7日 鎮守忌
◎ 毎月28日 不動護摩供
住所 〒558-0054 大阪府大阪市住吉区帝塚山東5-11-14
TEL 06-6672-3852
FAX なし
E-mail なし
最寄駅 南海高野線「住吉東」駅より南東へ徒歩3分
駐車場 不明
ホームページ なし
付近の名所・旧跡 帝塚山古墳 後村上天皇行宮跡 万代池公園
食事と休憩・宿泊 不可