【 せっつのくに はちじゅうはちかしょ じゅんれい 】
【 だいほんざんすまでら 】
正式名称上野山 福祥寺
宗派 | 真言宗須磨寺派大本山 |
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本尊 | 聖観世音菩薩 |
開山 | 聞鏡上人 |
創建 | 仁和2年(886年) |
ご詠歌 | よにひびく あおばのふえの なにぞきく すまのみてらの まつかぜのこえ |
天長年間(824年~834年)淳和天皇の御代、和田岬の海中から聖観音像を発見し、北峯(現在の兵庫区会下山付近)に伽藍を建立し、恵偈山北峯寺と号した。
その後、仁和2年(886年)光孝天皇の勅命によって、聞鏡上人が本尊を上野の地(現在地)に移して奉祀し、上野山福祥寺と寺号を改め開祖された。以来、源頼政や豊臣秀頼による中興もおこなわれたが、人災天災を受けて、寺は興廃をくりかえし、かつては、七堂十二坊が建ちならんだ伽藍も、幕末には本堂、大師堂、仁王門をのこすのみとなった。
現在の本堂は、慶長7年(1602年)豊臣秀頼によって再建されたもの。本堂内陣の宮殿は、応安元年(1368年)の建造と伝えられ、本尊・聖観世音菩薩、脇侍の毘沙門天、不動明王、十一面観音などをおまつりする。大師堂におまつりされている弘法大師像は「須磨のお大師さん」として人びとに親しまれている。
境内には、『平家物語』の敦盛最期に見られる熊谷直実と平敦盛の戦いにちなむ、平敦盛の首塚、首洗池、義経腰掛松、源平の庭、弁慶の鐘などがあり、また敦盛遺愛の「青葉の笛」も寺宝として残っている。
青葉の笛の歌碑、芭蕉句碑、放哉句碑などは特に有名。その昔、在原行平が松風村雨堂で始めたという須磨琴(一絃琴)の演奏も当寺に伝わっており、県の無形文化財となっている。
納経時間 | 午前8時30分~午後5時 |
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訪問 事前連絡 | 不要 |
行事 | ◎ 毎月20・21日 弘法大師縁日 ◎ 春秋彼岸会 ◎ 8月 盂蘭盆会 |
住所 | 〒654-0071 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4-6-8 |
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TEL | 078-731-0416 |
FAX | 078-731-6859 |
sumadera@sea.plala.or.jp | |
最寄駅 | JR神戸線「須磨」駅より北へ徒歩15分 山陽・阪急・阪神電車「須磨寺」駅より北西へ徒歩5分 |
駐車場 | 50台 無料 |
ホームページ | http://www.sumadera.or.jp |
付近の名所・旧跡 | 離宮公園 村雨堂 須磨浦公園 須磨関跡 一の谷古戦場 |
食事と休憩・宿泊 | 不可 |