【 せっつのくに はちじゅうはちかしょ じゅんれい 】
【 しんしゅうざんまんがんじ 】
俗称なし
宗派 | 高野山真言宗 |
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本尊 | 千手観世音菩薩 |
開山 | 勝道上人 |
創建 | 聖武天皇神亀年間(724~729年) |
ご詠歌 | むらくもは あとなくはれて てらのなの ねがいもみつる もちのよのつき |
当寺の縁記によると、神亀元年(724年)比叡山のふもと絹川のほとりに毎夜不思議な光が琵琶湖の上を照らすので、村人たちがたずねると、洞窟の中に千手観音の尊像が立っておられた。村人は霊夢を感じて、摂津国栄根(現・川西市栄根)に移しておまつりした。しかし、ある雪の夜、観音像がこつぜんとすがたを消したため、諸所をたずねたところ、北西の山中(現在の万願寺の奥之院)の岩の上に立っておられた。そこで、この地におまつりすることになったのが、この寺のご本尊・千手観音像であるという。
開基の勝道上人は、弘法大師の『日光碑文』によると、日光の補陀洛山の開基で、聖武天皇の勅願によって諸国に満願寺を建立した。その徳によって満願上人ともよばれた。
円融天皇の天禄(970年)のころ、清和天皇の御孫六孫王経基の長男、多田満仲は、源氏の姓を賜り摂津守に任ぜられた。多田荘に城をかまえ、当寺を源家一門の祈願所として深く帰依し、寺領荘園を寄進して堂塔伽藍を建立した。以後、戦国のころ一時衰えたが江戸中期には徳川氏から寺領を受け諸堂が再建された。
観音堂には秘仏・千手観音、金堂には阿弥陀如来がまつられ、金堂左手には、重要文化財の妙阿造建の九重石塔、源氏七塔、藤原仲光・美女丸・幸寿丸の墓と伝わる五輪塔三郡などがある。
納経時間 | 午前9時~午後4時30分 |
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訪問 事前連絡 | 必要 拝観料 志納金(100円) |
行事 | ◎ 1月1日~3日 修正会初詣 ◎ 2月 節分・星供 ◎ 春季彼岸中秘仏千手観音の開扉(公開) ◎ 5月5日 金時まつり ◎ 9月秋分の日 施餓鬼法会 |
住所 | 〒665-0891 兵庫県川西市満願寺町7-1 |
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TEL | 072-759-2452 |
FAX | 072-744-5210 |
info@manganzi.jp | |
最寄駅 | 阪急宝塚線「雲雀丘花屋敷」駅よりバス |
駐車場 | 70台 無料 |
ホームページ | http://www.manganzi.jp/ |
付近の名所・旧跡 | なし |
食事と休憩・宿泊 | 千手桜公園にて休憩ができます |