【 せっつのくに はちじゅうはちかしょ じゅんれい 】
【 こんごういん 】
俗称なし
宗派 | 高野山真言宗 |
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本尊 | 薬師如来 |
開山 | 行基菩薩 |
創建 | 聖武天皇御宇(738年) |
ご詠歌 | 人の世の 苦を救ひます 薬師仏 蜂も来たりて 塚をなすはや |
縁起によれば、その昔、はるか北方に紫雲たなびくのを見た行基菩薩が奇端を感じて当地にやってくると、忽然と老翁が現れ、珍菓をさし出して、「ここは四神相応の霊場なり、急いで伽藍を建立し、仏の無上妙法を演布して国民を救済せよ」と告げた。こうして創建された寺名は、老翁のさし出した珍菓の味がこの世のものとも思われなかったことから放光山・味舌寺(ましたてら)と号された。それが何故、峰熊山 峰前寺と称するようになったのか。
南北朝時代の1330年、後醍醐天皇方の武士、杉本与茂作は戦いに敗れ、敵軍に追われて当寺に逃げ込んできた。お堂のすみに息をひそめていると、目の前にクモの巣にとらわれてもがく蜂の姿があった。「薬師如来よ、ご照覧あれ」と蜂を逃がしてやった。そこに敵の大群が迫ってきた。すると山内の林の中から幾万という蜂が現れ、敵軍を撃退してしまった。戦死した蜂を集めて供養したのが、いまも本堂裏に残る蜂塚(五輪塔)である。
それから130年ののち、この寺を夜盗が襲った。村人は当寺に逃げ込み、ご本尊の薬師如来に祈ったところ、本堂裏から無数の蜂が現れて盗賊を追い返した。
いつしか人々は峰熊山 峰前寺 金剛院と呼ぶようになったのである。この行基作と伝えられる薬師如来は秘仏であり、30年に一度開扉される。
納経時間 | 直接お尋ねください |
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訪問 事前連絡 | 必要 |
行事 | ◎ 4月8日 釈迦誕生会 ◎ 8月24日 地蔵盆 ◎ 9月1日 弁天さん ◎ 毎月21日 御影供 |
住所 | 〒566-0001 大阪府摂津市千里丘3-10-5 |
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TEL | 06-6389-3957 |
FAX | なし |
なし | |
最寄駅 | JR京都線「千里丘」駅より南西へ徒歩12分 阪急京都線「正雀」駅より北へ徒歩20分 |
駐車場 | 不明 |
ホームページ | なし |
付近の名所・旧跡 | 味舌天満宮 藤森神社 鳥養牧跡 鳥飼院跡 |
食事と休憩・宿泊 | 不可 |