摂津国八十八所巡礼

【 せっつのくに はちじゅうはちかしょ じゅんれい 】

第17番光照山正祐寺

しょうゆうじ

俗称なし

宗派 高野山真言宗
本尊 大日如来
開山 聖徳太子
創建 推古天皇の御代(593~628年)
ご詠歌 不明

お寺について

 推古天皇の御代(593年~628年)、聖徳太子は応現奇瑞を感信せられ、社殿を構えられて天照・住吉の両大神を安じ奉られた。同時に、一宇の精舎を建立、五蔵経論を被覧して仏法弘道を念じられた。これが、当寺のはじまりである。このころは新蔵院と称し、生王宮(現・生國魂神社)の中にあった。
 その後、寛政10年(1798年)に出た「摂津名所図絵」「東成郡」には、生玉宮の塔頭として、九院と生玉宮寺の貫主であった法案寺を合わせて「生玉十坊」と称したとの記録が残る。これによって、このころ当寺は、生玉宮の別当職として神仏両道をおこなっていたことがうかがえる。
 明治維新の廃仏毀釈のさい、生玉宮を出て、青山上人新蔵院・観音院、西江庵および正祐寺を合併して、光照山正祐寺と号するようになった。山門から時計まわりに、本堂、寺務所、石造十三重塔をそなえた枯山水などがならぶ。
 この本堂は、昭和20年3月の大阪大空襲により焼失したものを、38年に再建完成したものである。堂内には、本尊・大日如来と脇侍の愛染明王と不動明王がおまつりされている。

納経時間 直接お尋ねください
訪問 事前連絡 必要
行事 なし
住所 〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町7‐4‐18
TEL 06-6771-6302
FAX なし
E-mail なし
最寄駅 近鉄大阪線「大阪上本町」駅より南へ徒歩5分
駐車場 不明
ホームページ なし
付近の名所・旧跡 なし
食事と休憩・宿泊 不可