摂津国八十八所巡礼

【 せっつのくに はちじゅうはちかしょ じゅんれい 】

第87番桂尾山勝福寺

かつらおさんしょうふくじ

俗称なし

宗派 高野山真言宗
本尊 聖観世音菩薩
開山 證楽上人(摂政藤原伊尹の三男)
創建 永延2年 (988年)
ご詠歌 秋ふかく 紅葉も道に てりそはる
月の桂の 山の名におふ

お寺について

 第66代一条天皇の御代永延2年(988年)、太政大臣藤原伊尹の三男、藤原英雄丸が修行中、勅命によって摂津国・神撫山麓の鬼ケ平に下り、證楽上人と号して草庵を結んだ。そして、神撫山付近に出没する鬼神を法の力によって祈願退散され、熊野三社権現を勧請し、この地を安泰ならしめたのが、当寺の草創といわれる。
この熊野三社権現が、現在当寺の真南にある證誠神社である。天皇は、鬼神退散を喜ばれ、勅使・平兼盛を遣わして弘法大師一刀三礼聖観世音菩薩に多くの寺録をつけて下賜された。
 そこで證楽上人は堂宇を建立し、当寺は七堂伽藍、東西の谷に建てられた三十六坊などの偉観を呈することになった。治承3年(1179年)に平清盛が兵庫築港の工を起こしたさい、深く当寺に帰依し、当寺もよく協力したため、黄金花瓶二、香炉、三具足(重要文化財)幡十二旒などの寄進を受け、寺運は大いに上がった。
 また、ほかにもご本尊・弘法大師作聖観音像、行基菩薩作の毘沙門天像、武蔵守知章の甲冑などが寺宝となっている。その後、観応の擾乱(天平1年・観応1年=1350年)やそのほかの兵火、多くの山津波によって、堂宇や寺宝の多くを焼失し、現存するものはわずかとなった。現在の本堂は平成21年に再建したものです。

納経時間 午前9時~午後4時
訪問 事前連絡 必要
行事 ◎ 1月7日 追儺会式

勝福寺

住所 〒654-0013 兵庫県神戸市須磨区大手町9-1-1
TEL 078-731-1253
FAX なし
E-mail なし
最寄駅 山陽電鉄本線・市営地下鉄「板宿」駅より北西へ徒歩13分
神戸市バス「大手町勝福寺下」停留所より徒歩5分
駐車場 なし
ホームページ なし
付近の名所・旧跡 須磨海浜水族館
食事と休憩・宿泊 不可