摂津国八十八所巡礼

【 せっつのくに はちじゅうはちかしょ じゅんれい 】

第39番野中山全興寺

やちゅうざんせんこうじ

俗称なし

宗派 高野山真言宗
本尊 薬師瑠璃光如来
開山 聖徳太子
創建 中興 聖道叡信
ご詠歌 あなとおと るりのひかりに もろびとの
つみもやまいも きえはつるとわ

お寺について

 寺伝によると、この地がまだ広茫たる野であったころ、聖徳太子が薬師堂を建立されたことにより人が住みはじめ、しだいに平野の町が広がっていったといわれる。野の中に一堂だけがあったので、この地を野堂とよんだ。旧町名の平野野堂町、また山号の「野中山」の由来である。
 現在の本堂は元和元年(1615年)の大阪夏の陣で一部を消失し、のち万治3年(1660年)に再建されたもので、大阪府下では古い木造建築物の一つに数えられる。
 ご本尊・薬師如来は平安時代中期の作で、一名を「蛸薬師」と称す、杭全神社には地主神・牛頭天王がまつられるが、この牛頭天王の本地仏とされるため、当寺は杭全神社の奥之院と仰がれ、脇侍には日光・月光の両菩薩と十二神将がまつられている。また本堂には、「首の地蔵尊」がまつられている。大阪夏の陣のさい、真田幸村は、徳川家康が当寺から約300m東に位置する樋之尻口にあった地蔵堂に立ち寄ると考えて地雷をしかけた。このとき家康は運よく命拾いしたが、爆発によって地蔵堂の首が吹き飛ばされ、当寺境内にまで飛んで来たという。
 境内には、水掛不動尊・西国三十三ヶ所霊場の石仏がならぶほか、音と映像で体感できる「地獄堂」や、四国八十八ヶ所の石仏をまつる地下の瞑想空間「ほとけのくに」がある。

納経時間 午前9時~午後5時
訪問 事前連絡 不要
行事 ◎ 1月8日 秋十五夜・本尊開扉
◎ 2月 節分星祭会
◎ 7月14日 杭全神社「みこし渡御」
◎ 8月13~15日 お盆回向
◎ 11月第1日曜日 三千仏施餓餽法要
◎ 毎月21日 お大師さん
◎ 毎月28日 お不動さん

全興寺

住所 〒547-0044 大阪府大阪市平野区平野本町4-12-21
TEL 06-6791-2680
FAX 06-6791-2698
E-mail なし
最寄駅 JR大和路線「平野」駅より南へ徒歩13分
地下鉄谷町線「平野」駅より北東へ徒歩13分
駐車場 4台 無料
ホームページ http://www.senkouji.net/
付近の名所・旧跡 大念佛寺(融通念佛宗総本山) 杭全神社
食事と休憩・宿泊 おもろ庵(平野案内処)