【 せっつのくに はちじゅうはちかしょ じゅんれい 】
【 せっこうざんえんじゅあん 】
俗称かまはちまん
宗派 | 真言宗豊山派 |
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本尊 | 十一面観世音菩薩 鎌八幡大菩薩 |
開山 | 契沖阿闍梨 |
創建 | 元禄3年(1690年) |
ご詠歌 | さんかんの さかをのぼれば かまはちまん ふかきいんがの えんのきぞたつ |
その昔、この付近は山韓坂と呼ばれた古道であった。この道の脇に一本の榎の霊木があり、人々の信仰を集めていた。その後、慶長19年(1614年)大坂冬の陣のさい、この地一帯に陣をかまえた知将・真田幸村は、この霊木に対する信仰を伝え聞いたので、鎌を打ちつけ「鎌八幡大菩薩」と称して祈念したところ、大いに戦勝をあげたと伝わる。以来、悪縁を断ち、病根を断ち、縁切り、勝負事祈願の神さまとして広く信仰を集めてきた。
江戸時代初期にはいり、豊臣ゆかりの縁によって、真言宗の名僧・契沖阿闍梨がこの鎌八幡の境内に庵を建て堂宇をととのえて圓珠庵としたのが、当寺の創建である。
契沖阿闍梨は、国文学者としても有名で、当寺で「和字正鑑鈔」を著し、近代仮遣いを定められ「万葉代匠記」など多くの古典注釈に努められた。
そして、国文研究と同時に、深く鎌八幡を信仰されたので、このころから当寺は「祈祷寺」として全国にその名を馳せるようになった。契沖阿闍梨は、元禄14年(1701年)入寂され境内に葬られた。大正11年に、大阪市で最初の国の史跡に指定された。墓所の参拝はただいま中止されている。
納経時間 | 午前9時~午後4時30分 |
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訪問 事前連絡 | 不要(※開門中は不要) |
行事 | ◎ 1月25日 契沖忌 ◎ 2月3日 節分会 ◎ 旧5月5日 頭痛封じ ◎ 9月8日頃(旧白露) 喘息封じ ◎ 常時「鎌八幡」悪縁断ち、病根断ち、縁切り祈禱(要予約) |
住所 | 〒543-0018 大阪府大阪市天王寺区空清町4-2 |
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TEL | 06-6761-3691 |
FAX | なし |
なし | |
最寄駅 | JR環状線・地下鉄鶴見緑地線「玉造」駅より西へ徒歩15分 地下鉄谷町線「谷町六丁目」駅(3番出口)より東南へ徒歩15分 近鉄線「上本町」駅より北へ徒歩15分 |
駐車場 | なし |
ホームページ | http://www.kamahachiman.sakura.ne.jp |
付近の名所・旧跡 | 三韓坂 |
食事と休憩・宿泊 | 不可 |